福岡市の鼻の日帰り手術なら、
おかべ耳鼻咽喉科。
耳鼻咽喉科専門医・麻酔科専門医が
お待ちしております。
Diseases for which surgery is performed in our clinic
当院で行っている
手術の対象の病気
鼻炎とは?
呼吸の通路である鼻腔におきる炎症です。
特に下鼻甲介という鼻腔にある大きな突起物に炎症が起きます。
くしゃみ、水鼻、鼻づまり、嗅覚障害などの症状を引き起こします。アレルギーが原因のことがほとんどですが、アレルギーの関与しない鼻炎もあります。
鼻中隔弯曲症とは?
左右の鼻腔の中央の仕切り壁が鼻中隔です。
鼻中隔の曲がりがつよく、鼻づまりや鼻血がでやすいなどの症状がある状態を鼻中隔弯曲症といいます。
副鼻腔炎の原因となっていることもあります。
成長の過程での結果であったり、鼻の外傷により曲がることが多いです。
副鼻腔炎とは?
鼻腔は空気の通り道ですが、鼻腔には脇道があり、その奥に副鼻腔という空洞がたくさんあります。
鼻炎が悪化したり、鼻中隔弯曲により脇道が細くなっていると、副鼻腔に炎症が起きやすくなります。副鼻腔炎になると、黄色い鼻水や頭痛、痰、嗅覚障害などが起きます。
Surgery is suitable for these people
このような方に
手術が向いています
- 鼻づまりが苦しくて夜あまり眠れない方、口呼吸となる方
- 鼻水、くしゃみがひどく、1日10回をこえる重度の鼻炎の方
- お薬での治療をしても症状が改善しない方
- お薬での長期の治療に不安があり、根本的に治療をして
少しでもお薬から離れたい方
- 社会人になる前の学生のうちに根本的に治療をしておきたい方
- 妊娠すると薬を使えなくなるため、その前に治療をしたい方
- 鼻茸ができている方
- レーザー治療をしても改善しない方
- 市販の点鼻薬を常に使用している方
- 免疫療法に向いていない方
(多数のアレルギーのある方、短期的な治療を希望の方)
What is nose surgery?
鼻の手術とは?
鼻中隔矯正術
左鼻の穴の少し奥を1センチほど縦に切開します。右鼻は切りません。曲がった部分の骨や軟骨を除去し、最後に切った皮膚を縫合します。
所要時間は約15分ほどです。
下鼻甲介粘膜下骨切除術
下鼻甲介は左右のそれぞれの鼻腔にある大きな突起物です。鼻炎の方は下鼻甲介が腫脹し、鼻づまりとなります。
レーザー治療は下鼻甲介の表面を焦がしますが、効果は一時的で半年ほどで減弱します。当院で行う手術は下鼻甲介の粘膜はとらず、中の骨を除去する手術を行っています。
切開する箇所は下鼻甲介先端の約5㎜ほどだけです。切開すると、中の骨が見えてきますので、粘膜を傷つけないように骨を除去していきます。
後鼻神経切断術
(経鼻腔的翼突管神経切除術)
下鼻甲介粘膜下骨切除で骨を摘出すると、神経が見えてきます。
この神経を根元から末梢にかけて広く切除します。
後鼻神経は下鼻甲介の骨の溝をはうように鼻の奥に向かって走っている神経です。
鼻水やくしゃみをコントロールしている神経です。
つまんで除去すると、ゆでた素麺のようにぬるっと取れます。
神経を除去することで鼻水、くしゃみをへらす効果があります。
副鼻腔内視鏡手術
副鼻腔は迷路のように複雑な構造です。
一軒家に例えると、10LDKのような複雑な間取りのようなイメージです。複雑さが炎症を引き起こす原因です。手術では部屋と部屋の壁を除去し、10LDKをワンルームにかえるようなイメージです。
内視鏡で手術を行います。昔行っていたような口の中を切るようなことはしません。
01
初診
診察や説明に時間がかかるため、あらかじめお電話をいただき、来院時間の調整をさせていただきます。
直接来られた場合はお待ちいただくこともあります。
また、事前にWeb問診の「鼻炎・副鼻腔炎手術問診票」で問診を行っていただくとよりスムーズです。
※Web問診のページにある下記のボタンから問診を行ってください。

02
検査
ファイバー検査、CT検査、アレルギー検査、嗅覚検査、鼻腔通気度検査などを行い、病状を判断します。
03
診察
院長が直接診察し、問診を行います。手術によってよくなる病状かよくならない病状なのか、問診や検査結果をもとに判断します。手術の目的や内容を説明します。
04
手術日の決定
看護師と相談し手術日を決定します。月曜日、木曜日、金曜日、土曜日が手術日です。術後2日は安静に過ごしていただく必要があります。
※術後3日は鼻の中に詰め物が入ります。学校や仕事は3日目以降から可能ですが、普段よりはセーブして活動する必要があります。
※術後3週間は激しい運動、飲酒、遠方への移動などはできませんので重要なイベントを控えている方は日程を調整する必要があります。
看護師から手術の流れについて説明をします。
05
手術前検査
血液検査、心電図検査、胸部レントゲン検査を行い、全身麻酔が可能な状態か判断します。
06
手術
月曜日、木曜日、金曜日、土曜日の午前中におかべ耳鼻咽喉科にて手術を行います。
07
手術直後
術後は2〜3時間ほど院内で安静にしていただきます。
08
術後 - 1:帰宅
付き添いの方の運転もしくはタクシーでご帰宅いただきます。(術後当日は自分では運転できません)
08
術後 - 2:入院
入院を希望される場合、付き添いのいない場合、不安が強い場合などは提携入院病院へのご案内も可能です。
10
その後の通院
鼻炎の手術の場合は1ヶ月以内でほぼ落ち着きます。
副鼻腔炎の手術の場合はその方の病状にもよりますが、通院の継続が必要になる場合もあります。
5 Advantages of Surgery at Okabe Otolaryngology
おかべ耳鼻咽喉科で
手術を行う5つのメリット
土曜日の日帰り手術
福岡で土曜日に日帰りで鼻の手術ができる施設はごく一部に限られています。土日でしっかりやすんで、月曜日からの日常生活への復帰を目指します。
手術経験豊富な耳鼻咽喉科
専門医による手術
これまでの執刀数は1500例をこえます。術後の回復のスピードやその後の効果は技術力により差がでます。
丁寧かつスピーディーに手術を行い、きれいな手術を行います。
麻酔科専門医による
安心・安全な全身麻酔
手術中は意識がないため、まったく痛みを感じることはありません。麻酔は経験豊富な麻酔科専門医が行います。最新の麻酔薬を使用し、安心安全な麻酔を行います。
術後24時間安心サポート
何に困っているのか、何を治したいのかをしっかりとお伺いし、目標を定め安心して治療にのぞめるように説明しています。手術後もテレビ電話などを用い、24時間サポートに対応します。
充実した最新設備
高度な治療を達成するために、最新のCT、内視鏡、手術器具、麻酔機器などを揃えています。また安全か危険かのエリアを識別できるCT連動型手術ナビゲーション機器も揃えております。
横スクロールでご確認いただけます。
両側施行した場合は片側×2になります。
入院をした場合は別途入院費、麻酔費などがかかりますが、保険診療の場合、高額療養費制度の適応が受けられます。
高額療養費制度
横スクロールでご確認いただけます。
- 遠方ですが、手術はうけられますか?
- 車で1時間以内で受診が可能な方を当院は対象としております。
福岡市内在住の方は都市高速があるため、対象外になることはまずないかと思われます。
1時間以上かかる方は術後出血した際のリスクなどを考慮し、お断りさせていただく場合があります。
グーグルマップで当院と自宅を結び、交通手段を車に設定しますと、おおよその時間が割り出せるため、ご参考にしてください。
- どのような麻酔をしていますか?
- 当院は局所麻酔でなく、全身麻酔で手術を行っています。麻酔は院長ではなく、麻酔科専門医が行っています。麻酔は全静脈麻酔といって、点滴注射で麻酔を行います。吸入麻酔を使用していませんので、術後の嘔気が少ない体に優しい方法で麻酔を行っています。
また、全身麻酔は完全に意識がなくなるため、手術中に痛みを感じることはありません。
麻酔により手術後はぼーっとする状態がしばらく続きますが、2~3時間もすると意識がはっきりとし、帰宅が可能なレベルとなります。
また、他によくあるご質問ですが、麻酔中は尿道にカテーテルを挿入しておりません。
- 費用はどのくらいかかりますか?
- 当院で行っている手術はすべて保険診療内の手術です。
手術費用は(別表1)の通りで、行った手術を合計した金額となります(両側を行う場合は×2となります)。これに加えて、全身麻酔の費用、薬剤費などを合計した金額の3割を会計でお支払いいただきます。
また、当院の手術は高額療養費制度の適応となります。ご自身の収入に応じて月の医療費の限度額(別表2)が設定されておりますので、会計の金額が限度額費用をこえる分は医療費が還付されます。(還付ではなく、事前申請の限度額認定証もご利用が可能です。限度額認定証があれば、会計時に支払う金額が少なく済むため、適応となる方には事前に手術前に申請していただいております。)
別途、少額ではありますが、保険内で請求できない手術に関連する物品などがございますので合わせてご請求させていただいております。(詳細は直接ご説明いたします)
- クレジットカード、電子マネーは使用できますか?
- 大変申し訳ありませんが、当院では利用できません。
- 手術後は痛いですか?
- 痛みはかなり個人差があります。痛み止めを全くつかわない人もいますし、必要とする方もいます。
鎮痛剤を使えば痛みもその間楽になりますので、鎮痛剤の使用方法についてしっかりと説明を行います。痛みが心配で手術をためらっているのであれば、ぜひおっしゃってください。我々もしっかりと痛みに配慮し、一緒に乗り越えられるようにサポートさせていただきます。
痛みを感じやすい方であっても2日をピークにその後は徐々に改善していきます。
- 術後は車でかえれますか?
- 全身麻酔を行うため、当日は車の運転はできません。付き添いの方の運転する車で帰られるのがよいでしょう。付き添いの方がおられない場合はなるべく立っていたり、歩かなくてもいいよう、タクシーで帰られることをお勧めしています。
- 入院はできますか?
- 当院には入院施設はございませんので、原則として日帰り手術がメインとなります。
もし、入院をご希望される場合は、福岡歯科大学医科歯科総合病院に術後に入院をしていただくことは可能です。その場合は2泊入院となります。
入院の枠には限りがありますので、早めの手術を希望される場合は入院ができないこともございます。
- 緊急時が不安ですが、夜間でも連絡はとれますか?
- 手術後に痛みがつよかったり、出血が多かったり、不安に思われることもあるかと思います。そのような際に夜間でも相談ができるように、看護師、院長の緊急携帯番号をお渡ししております。出血が多い際はテレビ電話で、顔を合わせてご相談することも可能です。
早く不安を解消できるように、しっかりとサポートさせていただいております。
- 手術後の鼻には何を詰めていますか?
- 当院では鼻炎や鼻中隔の手術の場合、中にチューブが通ったスポンジを左右鼻腔に1個ずつ挿入しています。チューブを介して多少は呼吸が可能になります。3日で外来にて抜去します。
また副鼻腔炎の手術の場合、加水分解されていく素材の詰め物を副鼻腔に置いています。以前はガーゼを挿入しており、抜くのに痛みがありましたが、現在は鼻洗で自然と溶ける素材を採用しており、格段に術後の苦痛度が楽になっています。
- 手術後はどのくらい動いてもよいですか?仕事や学校はどうしたらよいでしょうか?
- 手術後2日間は安静が必要です。
1日目(手術当日)は自宅に帰ってもベッド上安静でお願いします。血がにじんだり、微熱がでたり、痛みがあるため、できるだけ安静がよいでしょう。
2日目(手術翌日)は、出血も痛みも緩和してくるため、徐々に活動範囲を広げてもよいでしょう。家の中で起きて、活動してみましょう。出血が多くなるようなら安静にしておいてください。
3日目以降は外にでて活動し始めても問題ありません。出血がほとんどなければ、通勤や通学(徒歩、自転車は可)も問題ないでしょう。ただし、力をいれるような仕事であったり、激しい運動はまだできません。
3日目以降で詰めた物を抜きます。抜いた日は血が出やすい可能性があり、できるだけ無理をしないようにしましょう。
もし、長めに休暇をとれるようなら通常は5日~7日程とれば十分かと思います。
激しい運動ができるようになるのは術後3週間になります。
術後3週間は急な出血などイレギュラーなことが発生する可能性もあることをご理解いただき、ゆとりをもって手術の日程を組んでください。
- 術後の通院はどのくらい必要ですか?
- 術後3日目で詰め物を抜くために来院が必要になります。
術後1ヶ月間は週に1回ほどの通院をしていただきます。1ヶ月を超えると2~4週間に1回の通院になることが多いです。
鼻炎の手術の場合、経過が良い方は最短で2~3ヶ月ほどで終了にできる方もいらっしゃいます。術後も抗アレルギー薬が必要な方は1~2ヶ月ごとに来院が必要になります。
副鼻腔炎の場合はその方の病状によります。骨格的な問題、細菌性の副鼻腔炎の場合は2~3ヶ月で終了にできる場合もありますが、好酸球性副鼻腔炎、アレルギー体質のひどい方の場合は1、2ヶ月ごとに定期的に通院が必要になる場合もあります。
術後の通院はおかべ耳鼻咽喉科に来院するようにお願いいたします。傷が治り、病状が安定した後は近医にご紹介することは可能です。
- レーザー治療は行っていますか?
- 現在、当院は鼻炎に対するレーザー治療は行っておりません。
- 昔、ほかの病院で手術をうけましたが、再手術は可能ですか?
- 基本的には他院で行った手術の再手術は当院ではおこなっておりません。しかし、過去の手術の内容によっては手術が可能な場合もありますので、まずはご相談ください。
- 手術の適応外はありますか?
- 以下の方は当院では手術適応外としております。
- 75歳以上、小学生以下の方
- 当院に1時間以内で受診できない方
- 基礎疾患(高血圧、糖尿病、心疾患、喘息など)があり、コントロールできていない方
- B型肝炎、C型肝炎、HIV、梅毒などの感染症のある方
- 血液がサラサラになる薬を飲んでいる方
- 重症の副鼻腔炎や重症の好酸球性副鼻腔炎の方
- 医師、スタッフとの良好な信頼関係を築くことができない方
- 鼻炎や副鼻腔炎は手術で完全に治りますか?
- 鼻炎や副鼻腔炎の手術目的は症状の改善であって、完治を目的とはしていません。鼻炎の手術に関しては一般的には鼻閉には90%、鼻汁、くしゃみには70%の改善率があるといわれています。ほとんどの方は症状が改善し、日常生活がとても楽になります。術後は季節によっては薬があった方が楽だという方もおられれば、薬がなくても許容範囲だという方もおられます。
副鼻腔炎に関しても90%以上の方は症状が楽になります。しかし、もともとの粘膜の繊毛の機能(菌や異物、鼻水を出そうと働く力)が低下している方は術後も副鼻腔炎を繰り返す場合もあります。それでも手術後は鼻の奥が広がっているため、たとえ副鼻腔炎を起こしても以前より軽いと感じる方がほとんどです。
好酸球性副鼻腔炎の方は重症度によって術後の経過が変わります。軽症の方は術後あまり困ることは多くありませんが、重症の方は術前のように鼻茸が再発してくることがあり、再手術を必要とすることもあります。
- 鼻炎と副鼻腔炎どちらもありますが、その場合どのような手術になりますか?
- 手術方法は主に本人の病歴やCTをもとにプランニングします。特に鼻茸を有する重症の副鼻腔炎の方は副鼻腔炎の手術を選択します。徹底的に隔壁をとり換気のよい構造をすることで普段の鼻炎症状も楽になります。
鼻炎がメインで副鼻腔炎は時々しかならない場合は鼻炎の手術しか行わない場合が多いです。鼻炎が楽になれば副鼻腔炎が減る可能性があるためです。
鼻炎や副鼻腔炎の手術は画一的な方法はありません。術者の経験に基づいて個別にオーダーメイド治療していく必要があります。
- 手術で治りにくい症状はありますか?
- 嗅覚を全く感じない期間が長期にわたる場合や嗅神経付近(嗅裂)にできた鼻茸の手術の場合は嗅覚が戻りにくい傾向があります。
また典型的な鼻づまり、鼻水はなく、後鼻漏がメインの鼻炎の方は後鼻漏が治りにくい傾向があります。
また目のかゆみ、のどのかゆみなどの鼻以外の鼻炎症状には通常効果はありません。のどが狭い方(軟口蓋低位、口峡の方)は鼻の手術をしてもいびきや無呼吸は改善しにくい傾向があります。しかし、無呼吸の治療でCPAPをされている方は鼻閉がよくなることでCPAPが使いやすくなるメリットもあります。
- 手術を受けた場合、加入している生命保険の適応になりますか?
- 適応となるかどうかは直接保険会社にご確認ください。予定している手術のKコードをお伝えしますので保険会社にお伝えください。
手術が始まった後、鼻の中の所見によって手術方式が若干変更となる場合があります。その場合、事前に伝えてもらった術式と違いますので、おこなった手術を改めてもう一度保険会社にお伝えください。
- 術後の通院は何曜日ができますか?
- 月曜日、木曜日、金曜日、土曜日は手術が終わり次第予約制で術後の通院が可能です。火曜日、水曜日は一般外来の日ですので、来院順に診察を行っております。日曜、祝日は休診となっております。