耳鼻咽喉科専門医・麻酔科専門医が
お待ちしております。
Diseases for which surgery is performed in our clinic
呼吸の通路である鼻腔におきる炎症です。
特に下鼻甲介という鼻腔にある大きな突起物に炎症が起きます。
くしゃみ、水鼻、鼻づまり、嗅覚障害などの症状を引き起こします。アレルギーが原因のことがほとんどですが、アレルギーの関与しない鼻炎もあります。
左右の鼻腔の中央の仕切り壁が鼻中隔です。
鼻中隔の曲がりがつよく、鼻づまりや鼻血がでやすいなどの症状がある状態を鼻中隔弯曲症といいます。
副鼻腔炎の原因となっていることもあります。
成長の過程での結果であったり、鼻の外傷により曲がることが多いです。
鼻腔は空気の通り道ですが、鼻腔には脇道があり、その奥に副鼻腔という空洞がたくさんあります。
鼻炎が悪化したり、鼻中隔弯曲により脇道が細くなっていると、副鼻腔に炎症が起きやすくなります。副鼻腔炎になると、黄色い鼻水や頭痛、痰、嗅覚障害などが起きます。
Surgery is suitable for these people
What is nose surgery?
左の鼻中隔の粘膜を切開します。
粘膜をはがし、軟骨・骨を出します。
弯曲した軟骨・骨を摘出します。
粘膜を縫合します。
左鼻の穴の少し奥を1センチほど縦に切開します。右鼻は切りません。曲がった部分の骨や軟骨を除去し、最後に切った皮膚を縫合します。
所要時間は約15分ほどです。
下鼻甲介の前端の粘膜をメスで切開します。
下鼻甲介の粘膜をはがし、下鼻甲介の骨をだします。
下鼻甲介の骨を摘出します。
粘膜を縫合します。
下鼻甲介は左右のそれぞれの鼻腔にある大きな突起物です。鼻炎の方は下鼻甲介が腫脹し、鼻づまりとなります。
レーザー治療は下鼻甲介の表面を焦がしますが、効果は一時的で半年ほどで減弱します。当院で行う手術は下鼻甲介の粘膜はとらず、中の骨を除去する手術を行っています。
切開する箇所は下鼻甲介先端の約5㎜ほどだけです。切開すると、中の骨が見えてきますので、粘膜を傷つけないように骨を除去していきます。
下鼻甲介粘膜下骨切除で骨を摘出すると、神経が見えてきます。
この神経を根元から末梢にかけて広く切除します。
後鼻神経は下鼻甲介の骨の溝をはうように鼻の奥に向かって走っている神経です。
鼻水やくしゃみをコントロールしている神経です。
つまんで除去すると、ゆでた素麺のようにぬるっと取れます。
神経を除去することで鼻水、くしゃみをへらす効果があります。
副鼻腔は迷路のように複雑な構造です。
一軒家に例えると、10LDKのような複雑な間取りのようなイメージです。複雑さが炎症を引き起こす原因です。手術では部屋と部屋の壁を除去し、10LDKをワンルームにかえるようなイメージです。
内視鏡で手術を行います。昔行っていたような口の中を切るようなことはしません。
Surgical Procedure
01
診察や説明に時間がかかるため、あらかじめお電話をいただき、来院時間の調整をさせていただきます。
直接来られた場合はお待ちいただくこともあります。
また、事前にWeb問診の「鼻炎・副鼻腔炎手術問診票」で問診を行っていただくとよりスムーズです。
Web問診
Web問診はこちら02
ファイバー検査、CT検査、アレルギー検査、嗅覚検査、鼻腔通気度検査などを行い、病状を判断します。
03
院長が直接診察し、問診を行います。手術によってよくなる病状かよくならない病状なのか、問診や検査結果をもとに判断します。手術の目的や内容を説明します。
04
看護師と相談し手術日を決定します。月曜日、金曜日、土曜日が手術日です。術後2日は安静に過ごしていただく必要があります。
※術後3日は鼻の中に詰め物が入ります。学校や仕事は3日目以降から可能ですが、普段よりはセーブして活動する必要があります。
※術後3週間は激しい運動、飲酒、遠方への移動などはできませんので重要なイベントを控えている方は日程を調整する必要があります。
看護師から手術の流れについて説明をします。
鼻の日帰り手術の流れ
スケジュールはこちら05
血液検査、心電図検査、胸部レントゲン検査を行い、全身麻酔が可能な状態か判断します。
06
月曜日、金曜日、土曜日の午前中におかべ耳鼻咽喉科にて手術を行います。
07
術後は2〜3時間ほど院内で安静にしていただきます。
08
付き添いの方の運転もしくはタクシーでご帰宅いただきます。(術後当日は自分では運転できません)
08
入院を希望される場合、付き添いのいない場合、不安が強い場合などは提携入院病院へのご案内も可能です。
09
術後3日で鼻の中に入っている詰め物をとります。
10
鼻炎の手術の場合は1ヶ月以内でほぼ落ち着きます。
副鼻腔炎の手術の場合はその方の病状にもよりますが、通院の継続が必要になる場合もあります。
5 Advantages of Surgery at Okabe Otolaryngology
福岡で土曜日に日帰りで鼻の手術ができる施設はごく一部に限られています。土日でしっかりやすんで、月曜日からの日常生活への復帰を目指します。
これまでの執刀数は1500例をこえます。術後の回復のスピードやその後の効果は技術力により差がでます。
丁寧かつスピーディーに手術を行い、きれいな手術を行います。
手術中は意識がないため、まったく痛みを感じることはありません。麻酔は経験豊富な麻酔科専門医が行います。最新の麻酔薬を使用し、安心安全な麻酔を行います。
何に困っているのか、何を治したいのかをしっかりとお伺いし、目標を定め安心して治療にのぞめるように説明しています。手術後もテレビ電話などを用い、24時間サポートに対応します。
高度な治療を達成するために、最新のCT、内視鏡、手術器具、麻酔機器などを揃えています。また安全か危険かのエリアを識別できるCT連動型手術ナビゲーション機器も揃えております。
Nose surgery cost
横スクロールでご確認いただけます。
鼻の手術 | 点数 | 3割負担の場合 (単位:円) |
---|---|---|
後鼻神経切断術 (経鼻腔的翼突管神経切除術) |
(片側)30,460点 | 91,380 |
内視鏡下鼻腔手術1型 | (片側)7,940点 | 23,820 |
鼻中隔矯正術 (内視鏡下鼻中隔手術Ⅰ型(骨、軟骨手術)) |
6,620点 | 19,860 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅰ型 (副鼻腔自然口開窓術) |
(片側)3,600点 | 10,800 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅱ型 (副鼻腔単洞手術) |
(片側)12,000点 | 36,000 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型 (選択的(複数洞)副鼻腔手術) |
(片側)24,910点 | 74,730 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型 (汎副鼻腔手術) |
(片側)32,080点 | 96,240 |
両側施行した場合は片側×2になります。
入院をした場合は別途入院費、麻酔費などがかかりますが、保険診療の場合、高額療養費制度の適応が受けられます。
横スクロールでご確認いただけます。
区分 | 所得区分 | ひと月あたりの自己負担限度額 |
---|---|---|
ア | 年収:約1,160万円〜の方 健保:標準報酬月額83万円以上の方 国保:年間所得901万円超の方 |
252,600円+(総医療費-842,000円)×1% |
イ | 年収:約770万円〜約1,160万円の方 健保:標準報酬月額53万円以上83万円未満の方 国保:年間所得600万円超901万円以下の方 |
167,400円+(総医療費-558,000円)×1% |
ウ | 年収:約370万円〜約770万円の方 健保:標準報酬月額28万円以上53万円未満の方 国保:年間所得210万円超600万円以下の方 |
80,100円+(総医療費-267,000円)×1% |
エ | 年収:〜約370万円の方 健保:標準報酬月額28万円未満の方 国保:年間所得210万円以下の方 |
57,600円 |
オ | 住民税非課税の方 | 35,400円 |
QandA